書き方で大人とみられないことも

往復ハガキを出す時は、マナーというものがあります。メールが普及してしまい、あまり使用する機会が減ってしまっているからこそ、きちんとした往復ハガキの書き方マナーは知っていたいものですよね。まず、往信ハガキのあて名面を記入しましょう。郵便番号から住所・氏名までキチンと記入して、あて名の下には「様」などの敬称も忘れず記入します。会社宛ての場合ですと、「御中」になります。このあたりは大人の人でも間違えて「様」を付けている人をよく見かけますから、注意が必要です。往信ハガキの裏には、相手の方に伝えるべきことを記入しましょう。往復ハガキを出す時というのは、返信面の宛先まで自分で書いておかなければいけません。自分充ての郵便番号・住所・氏名をきちんと記入しておきましょう。氏名の敬称は省き、「行」か「宛」と小さく記入しておきます。このあたりも知っていないと出来ない事ですから、キチンと覚えておく必要がありますね。

ハガキよりもメールなんてのはダメ

往復ハガキの利用は近年減っているように感じます。それは電子メールの普及があるためです。ビジネスでも電子メールは多く使用されており、要点だけを簡潔に得意先などへ伝えることができて大変便利になっております。しかし、簡単に思いを伝えることができる反面何か物足りない無機質な印象があります。絵文字や顔文字といったツールがありますが、昔ながらのマナーを忘れてしまいがちです。そのような礼儀や直筆の温かさなどを感じることができるのがハガキや往復ハガキなどの利用です。メールはダメという高齢の方も大変多くいるのが現状です。そのような人たちの通信手段がハガキとなっております。その他のメリットとしてはいつでも読めるし、もらった時の状態を感じることができるのも特徴です。色あせたはがきはそのもらった当時を感じることができます。宝物として保管することもできます。その人の行間の感じ、文字の乱れなども味が出てくるため良いとされております。

知らないでは困ること

友だち同士や家族との普段の連絡は、メールやlineなどを使っている人がほとんどですから、ハガキや手紙にほとんど馴染みのない人も増えてきました。しかし、ビジネスシーンはもちろん結婚式や同窓会など特別な時には今でもハガキなどの書面が使われますから、最低限のマナーはおさえておきたいものです。
中でも往復ハガキはめったに書く機会のないものですから、書き方の基本は覚えておきましょう。
往信の表示がある方に宛先を書いて、その裏は発信する側の文面です。返信の表示がある方に自分や戻ってくる返信先の宛名を書き、その裏は出欠など戻ってくる文面を入れます。注意するのは、自分などの返信先の宛名の下は「宛」や「行」などを入れること。間違っても返信される宛名に「様」などと書かないようにしましょう。
また、往復ハガキは、相手先つまり往信の表示のある方が外側になるように折れ線のあるところで折って投函することが基本です。さらに使用する往復ハガキの料金が新しいものかどうかを確認することも大切。料金が違う場合には、往信側だけでなく、返信側にも上乗せ分の切手を貼って出すことが最低限のマナーです。